【自作】AIZU方式スライドドア用網戸(バグネット)
【今回購入したもの】 合計:2,108円
・プラスチックダンボール(通称、プラダン)ブラック 1枚 @758
※もう少し小さいものが欲しかったのだが、かなりデカイ!
・PPシートS黒 1枚 @610
※窓枠固定用にと買ったが、今回は未使用。
・Nitto 一般用両面テープS 1個 @180
・コニシ プラスチック用ボンドGPクリヤー 20ml 1個 @210
※100均ショップでも 10mlのものが売っていた! この量でも十分足りる。
・消え~るペン(白) 1本 @350
※これはとても便利。綺麗に仕上げたいのなら必須。
【その他】
・防虫ネット ※前車で自作したものをネットのみ再利用。
・ビニールテープ(ブラック)
【工具】
・カッター、ハサミ、メジャー (制作時間:約半日)
【手順】
①スライドドアの窓枠を新聞紙などで型取りをする。
幸いなことに、現車の断熱・遮光・保温用 兼 プライバシーシェードを
自作してあったので、そのままプラダンに当てて消せるペンでマークする。
この型紙代用のおかげで、かなりの時間の節約ができた。
上から
・PPシート(黒・右上にある正方形のもの)
・自作プライバシーシェード(アイボリー)
・プラダン(ブラック)
②消せるペンでマークした線から約2~3㎜程度窓枠調整用としてプラスして
カッターで切り取る。
上の画像では、2ピースになっているが、当初は1枚の大きな窓枠を作る
つもりだった。詳細は後ほど。
ご存じの通り、スライドドアのウィンドウは下まで全開できないので、
半分より下は、目隠し用として残しておき、上半分のウィンドウ部分のみ
切り抜くのがポイント。この方がプラダンの窓枠の強度も保たれるので望ましい。
あともう一つのポイントとしては、プラダンの向きを間違えないように。
窓枠の強度の観点からすれば、筋を縦にするのがベストなのだが、ここは
横にするのがよい。(次の④画像を参照)
③窓枠が出来たら、窓枠の回りに両面テープを貼り、その上に防虫ネットを
弛みが生じないよう綺麗に張る。
④次に残ったプラダンの端材で窓枠の上下・左右部分を補強する。
なお補強する左右の端材は筋を縦に、それ以外の窓枠に当てる上下補強用端材は
筋を横にする。(ボンドを注入して貼る)
裏面(拡大)-A
※目隠し部分のプラダンも筋が横になっていますね。
⑤窓枠の左右を補強する部分の中央には、敢えて補強材を当てていない。
裏面(拡大)-B
※防虫ネットの上にボンドを注入し、その上からビニールテープで
貼ってあるだけ。
理由は:最後までご覧いただければ自然と明らかに・・・。
これで一応、スライドドア用網戸(バグネット)は完成。
【取付方法】 ※①と②は、順序を逆にしてもOK。
①まずスライドドアを後ろいっぱいまで開ける。
②次に、スライドドアのウィンドウを全開しておく。
(実際は半分までしか下がらないが、全然問題ない)
③完成したバグネットを外側から内側へ、そしてまず窓枠の下から入れる。
(ご覧の通り、プラダンの窓枠が車の窓枠より小さいので、車外からでも
容易に挿入できる)
④バグネットを挿入する際、下の画像のように、プラダンの窓枠の左右がそれぞれ
2箇所「蛇腹」のように折れ曲がるので、窓枠がはめ易い。
窓枠の上部分が車内に入ったら、プラダンの窓枠を上下に綺麗に伸ばしておく。
次にプラダンの窓枠を前(フロントの方)へ引き寄せて、車の窓枠と合致させる
ようにすれば隙間が無くなる。(小さな虫の侵入を防ぐことができる)
蛇腹・・・御朱印帳に見られるアコーディオンのように折りたたみ式のもの。
※プラダンの筋を横にしたのは、筋に沿って綺麗に折れ曲がるようにするため。
⑤プラダンの窓枠を前へ引き寄せると、後ろ側が空くので、そこに小パーツの
プラダンを追加装着する。
横筋が綺麗に揃うように小パーツをカットするのがポイント。間違っても縦筋に
なってしまわないように。やはり外見も重視しないとね。
ちなみに、小パーツの装着方法ですが、車体とスライドドアの間の隙間から
手を伸ばしてやれば、簡単に挿入・装着出来る。
装着完了の全体イメージ
(装着所要時間:片側約1分、両側で約2分程度)
【最後に】
・当初は、1枚の大きな窓枠を作る予定だったが、実際に装着しようと試みるも
何故かうまくいかない。車体側のウィンドウの上下部分に凹みがあるのだが、
なかなかハマってくれない。力任せに入れようとしたら、案の定、窓枠左右に
折れ目ができてしまった。
また自分の勘違いで、2パーツにカットしてしまうという失態をおかす始末。
・作業を一時中断して、クールダウンした後、駄目もとで2パーツでやってみた
ところ、意外にも簡単に装着できることに気付く。
・よし、AIZU方式で行こう!と決め、左右1セットずつバグネットの完成に
こぎつけたというわけである。
ちなみに、AIZU社製のウィンドーバグネットのことは以前より知っていたが、
何故、分離(セパレーツ)方式にするのか、当初は不思議に思っていたが、
その理由がやっと解った。
・今回の成功は、制作失敗から生まれた、正に「怪我の功名」といったところで
あろう。
・暑い季節の中、バグネット装着作業をしなければならないので、出来るだけ、
蒸し暑い車内からの取付作業は避けたい。この方式であれば、車外から簡単に、
しかもスピーティーに装着できるので、かなりおススメできる。
・一つだけ欠点を挙げるとすれば、バグネットを装着した状態でウィンドウを
一番上まで閉めようとすると、パワーウィンドウの挟み込み防止機能が働いて
リリースされてしまう。車体側の窓枠の凹み部分を何度も調整しても、やはり
戻ってしまう。バグネットの窓枠が隙間なくしっかりと装着できることが
最も大切なので、もうそれ以上の微調整を行うことを止めた。